1-1.【要点まとめ】 政治の基本的な考え方について

【「政治」とはなにか】

物事の優先順位を決めること」を政治と呼びます。

 

【政治の基本的な考え方と民主政治の誕生の経過】

昔は、「物事の優先順位は全て国の王様に決めてもらえばいい」という発想でした。(この考え方に基づくシステムを絶対王政(根拠:王権神授説)と呼びます。)

しかし、王様の優先順位の決め方に納得できない人もでてきたため、「物事の優先順位は国家の中で生活している市民で決めよう」という考え方が生まれ、「イギリスのピューリタン革命名誉革命」「アメリカの独立革命」「フランスのフランス革命」などの市民革命を経て社会契約説という考え方が登場しました。

社会契約説は簡単に言うと話し合いのことです。結局のところ、「市民が話し合って優先順位を決めよう」ということになりました。

つまり、「王様に決めてもらう王権神授説」から「市民で話し合って決める社会契約説」に物事の優先順位の決め方が変わっていったというわけです。

 

【近代民主政治の前提となる考え方(話し合いの際に必要なルール)】

話し合いの際に必要なルールの1つめは、誰かの人権を侵害しないことです。この考え方を「基本的人権の尊重」と呼びます。

2つめは、全員がちゃんと話し合いに参加することです。つまり、参加者全員が主役になるということです。国の場合は国民が主役なので、これを「国民主権」と呼びます。

3つめは、誰か1人に話し合いを任せないことです。国レベルでは、権力を立法・行政・司法に分け、お互いが抑制と均衡を図ることで、誰か1人に任せる状況を防いでいます。この考え方を「権力分立」と呼びます。

これら3つのルールを活用することで、話し合いがおかしな方向に進むことを防ぐというわけです。

つまり、「基本的人権の尊重/国民主権/権力分立」の3つは、これから政治を理解していく上で必要となる前提の考え方になります。

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