【お金(通貨)とは】
人々が普段使うお金は、一般的に通貨と呼ばれます。通貨とは世の中に流通する貨幣を表します。なお、貨幣は硬貨と紙幣の足し算です。なお、硬貨は財務省が、紙幣は日本銀行が発行しています。
【通貨の機能(役割)の4つとは】
お金には大きく4つの機能があります。
1つめは、価値尺度という、商品の価値を価格で表すという機能があります。
2つめは、価値貯蔵手段という、お金は蓄えることができるという機能があります。
3つめは、交換手段という、お金はモノやサービスと交換できる機能があります。
4つめは、支払い手段という、借金などの支払いにお金を使える機能があります。
【お金の価値は誰が保障してくれるのか(通貨の歴史)】
昔は、金がお金の価値を保証してくれました。金がお金の価値を保証する制度を金本位制と言います。金本位制は金とお金を交換できることが前提であり、そのようなお金を兌換紙幣と呼びます。
ただし、金本位制は「金がないと自国のお金を増やすことができない」という欠点があるため、自国の通貨と他国の通貨を直接交換できる制度となりました。これを管理通貨制度と言います。要は、金と交換せず、お互いに「お金にはこれくらいの価値があるよね」と信用することで各国がお金を発行するシステムです。そのため、現在は紙幣を金と交換できないことから、現在流通している紙幣を不換紙幣と呼びます。
なお、日本の場合はこのシステムで紙幣を発行する役割を担うのが日本銀行です。
【お金にはどのような種類がいくらくらいあるのか(通貨の種類と信用創造)】
お金は大きく2種類に分かれます。1つが現金、もう1つが預金です。現金は財布に入っているお金のこと、預金は通帳残高だと思って下さい。また、現金と預金の合計をマネーストックと呼びますが、お金の種類としてはそれ以外にも準通貨(定期預金&外貨預金)や譲渡性預金などがあります。
(金融の世界ではマネタリーベースという言葉もあります。これは、日本銀行から各金融機関に流している資金だと思ってください。マネーストックは、各金融機関から企業や家計に流れている資金だと考えると分かりやすいです。)
【信用創造とその計算】
信用創造は「本源的預金÷預金準備率=預金総額」という計算式があります。
本源的預金とは、最初のお金を表します。預金準備率は手元に残しておくお金の割合を表します。本源的預金が100万円、預金準備率が10%の場合、預金総額は100万円÷10%で1000万円となります。なお、預金総額から本源的預金を引くことで、信用創造によっていくら預金が生み出されたのかが分かります。先ほどの例では、1000万円から100万円を引いた900万円が信用創造額となります。
信用創造のポイントは、大きく2つです。1つは「銀行が貸出を繰り返すことで、銀行全体で最初の現金の何倍もの通帳残高になる」こと、もう1つは「預金準備率を下げると預金総額は増える」ことです。