4-5.【要点まとめ】 需要と供給で価格が決まるしくみ(超過需要・超過供給と均衡価格)

※要点まとめでは、結論だけ最短で確認できます。より詳しく具体的に確認したい方はこちら(「需要」と「供給」ってなに?市場経済のしくみから、売上を増やす方法を考える)をご覧ください。

【需要と供給は消費者と生産者の気持ちのこと】

需要」はお客さんが買いたい気持ちのこと、「供給」は企業側が売りたい気持ちのことを指します。

この「需要」と「供給」を様々な市場が調整しているのが現状です。

 

【市場メカニズム:価格で数量が動く(安いほど買う/高いほど売る)】

需要と供給の調節方法の1つに「価格と数量を調節する」という考え方があります。
この考え方を市場メカニズムと言います。

ちなみに、価格と数量に注目し、価格×数量という計算をすることで売上が算出できることになります。

 

特に大事なのは、「価格」で販売数量をある程度調節できる、という点です。

例えば、全く同じ商品が2つのお店で販売されていると仮定した場合、人々がどちらのお店で商品を買うのか判断する材料は「価格」となります。
つまり、同じ商品ならば価格の安い方を人は買いたくなるという話です。

 

※「需要」と「供給」についてさらに詳しく知りたい方はこちら(”需給曲線の移動”と”価格弾力性”を考える(「需要」と「供給」を分析する2つの視点))をご覧ください。

 

【超過供給・超過需要と均衡価格(値下げ/値上げの方向)】

価格に注目すると、当然お客さんは安い商品を買おうとします。

ところが、企業側はなるべく高い金額で販売しようとします。
それのほうが同じ数だけ商品を販売したとすると売上が増えるからです。

 

そうすると、通常の経済の世界では消費者は「なるべく安い価格」を狙い、生産者は「なるべく高い価格」を狙います。

そのため、金額設定が高すぎると「品余り」という現象が発生します。
つまり、価格が高くて誰も買ってくれないので、商品が売れ残ってしまうわけです。
この状態を、超過供給(売りたい気持ちが強すぎる状態)と呼びます。

そこで企業は「価格を下げてでも買ってもらう」という戦略をとります。
(スーパーの惣菜が閉店間際に半額になる戦略がこれに該当します。)

 

逆に、金額設定が安すぎた場合は「品不足」という現象が発生します。
つまり、価格が安くて多くの人が購入するとなると、商品が足りなくなってしまうわけです。
この状態を超過需要(買いたい気持ちが強すぎる状態)と呼びます。

そこで企業は「もっと値上げしても儲かるのではないか」と考え、値上げの戦略をとります。
(震災時などに商品価格が高騰する状態などがこれに該当します。)

 

そのため、市場では超過需要と超過供給のバランスを取ることになります。
需要と供給のバランスが取れて一致した状態を「均衡価格」とよびます。

 

【ポイント】
・需要=買いたい、供給=売りたい。
・価格が高いほど買う量は減り、売る量は増える
・超過需要(品不足)なら 値上げ、超過供給(品余り)なら 値下げが起きやすく、最終的に 均衡価格へ近づく。

 

よって、企業が売上を増やすための戦略の基本的な視点として、均衡価格を狙った「価格/数量/商品」の3つの視点が必要となります。

※ただし、市場メカニズムが上手に働かず、均衡価格にならない場合も多くあります。市場が上手く働かない話(市場の失敗)を確認したい方はこちら(需要と供給だけじゃ足りない!市場の失敗の4パターンを理解する(ビジネスの世界で考える視点))をご覧ください。

 

この記事の詳細版は以下でチェックできます。

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