4-1.【要点まとめ】 経済の概要について

【経済とは/満足度や幸福度の視点】

経済とは「限られたお金でより多くの幸福度や満足度を得る方法を考えること」です。

経済を考える際には、様々な視点があります。

代表的なものに、「トレードオフ」という考え方があります。これは、「何かを選ぶと、別のなにかを失う」という関係を指します。
そして、選ばなかった場合に得られた利益を「機会費用」と呼びます。

例えば、アルバイトで3000円稼ぐところを、アルバイトに行かずにカラオケで2000円を使ったとします。この場合、「カラオケを選び、アルバイトでの3000円を失った」ので、アルバイトとカラオケの選択がトレードオフの関係となります。そして、カラオケを選択した場合に、アルバイトで稼げるはずだった3000円を失っています。しかも、カラオケで2000円を使っています。つまり、カラオケに行くことで2000円だけでなく、アルバイトで稼げるはずだった3000円も失っていることになります。この合計金額の5000円が機会費用です。

 

【経済の前提知識】

経済の前提となるのは「財」と「サービス」です。形が有るものを「」、形が無いものを「サービス」と呼び、財とサービスの取引によって、経済が成立しています。

また、経済に必要な財やサービスを生むために必要なものを「生産の三要素」と呼び、資源労働力資本の3つが生産の三要素とされます。

そして、経済に関わる中心となるものを経済主体と呼びます。経済主体は、家計企業政府の3つですが、企業が生産し、家計が消費し、政府が企業と家計を調整する、というようにそれぞれがやり取りをする状態を経済循環と呼びます。

なお、経済は様々なシステムがありますが、その中でも中心となる経済システムを資本主義と呼びます。

資本主義は、現在の多くの国で採用されている経済システムの1つですが、特徴として「利潤(儲け)を追求するのが自由であること」、「生産手段が私有化されること」、「労働力を商品として扱うこと」の3つがあげられます。

 

【経済の基本的な考え方(2つの論点)】

経済学には基本的な大きな考え方が2つあります。1つは「効率性」か、「公平性」か、です。

資源をムダなく利用しているかどうか」を考える基準を効率性と呼び、「様々な立場の人達が、その立場に合わせて等しく扱われているか」を考える基準を公平性と呼びます。この効率性と公平性はトレードオフの関係とされており、経済学の基本的な考え方とされます。

もう1つの考え方はインセンティブです。人々がある行動を引き起こす原因のことをインセンティブと言います。

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