【平等権とは】
平等権とは「差別されず個人として尊重される権利」のことです。
平等権の例として、「教育の機会均等」などがありますが、特に重要なのが憲法第14条の「法の下の平等」です。法律の適用は全ての国民に対して平等であることを示します。なお、法の下の平等では人種や信条などによる差別を否定しています。
[判例:婚外子相続格差規定]
「事実婚で生まれた子供(非嫡出子/婚外子)の遺産相続は嫡出子(法的に結婚している夫婦の子ども)の2分の1にする」という規定に対して、裁判所は違憲判決を出しています。(現在、この規定はありません。)
[判例:尊属殺人重罰規定]
ある女性が実の父に強姦や監禁を受けていたことを理由に父を殺害した事件で、裁判所は当初尊属殺人を理由に女性に対して死刑判決を出しましたが、尊属殺人が重い罰になる規定は、憲法第14条(法の下の平等)に違反するとして、最高裁判所が尊属殺人の規定に対して違憲判決を出しました。
そして、最終的な判決は「懲役2年6カ月/執行猶予3年」となりました。(現在は、尊属殺人は削除されて存在していません。また、尊属殺人重罰規定は、初の違憲判決だとされています。)