【企業が売上を増やす方法の視点】
コンビニやスーパーなどで売上を増やす方法の視点として、「需要と供給の調節」があります。「需要」はお客さんが買いたい気持ちのこと、「供給」は企業側が売りたい気持ちのことを指します。
これらを前提とすると、売上を増やすためには、お客さんの買いたい気持ちを刺激してたくさん販売することが必要になるわけです。
【「需要」と「供給」はどうやって調節するのが良いのか】
需要と供給の調節の方法は様々な検討ができますが、その中で代表的なものの1つに「価格と数量を調節する」という考え方があります。この考え方を「市場メカニズム」と言います。ちなみに、(税金など細かい条件を除けば)その商品が1つあたりいくらで販売され、いくつ売れたか、で売上をざっくり把握することができます。つまり、価格×数量で売上が算出できることになります。
特に大事なのは、「価格」で販売数量をある程度調節できる、という点です。
例えば、全く同じ商品が2つのお店で販売されていると仮定した場合、人々がどちらのお店で商品を買うのか判断する材料は「価格」となります。つまり、同じ商品ならば価格の安い方を人は買いたくなるという当然の話ですね。
繰り返しです。大事なのは、「価格が安いほうが人は買い、価格が高いほうが人は売る」という前提です。
【「供給」側の視点と超過の状態】
価格に注目すると、当然お客さんは安い商品を買おうとします。ところが、企業側はなるべく高い金額で販売しようとします。それのほうが同じ数だけ商品を販売したとすると売上が増えるからです。
そうすると、通常の経済の世界では消費者は「なるべく安い価格」を狙い、生産者は「なるべく高い価格」を狙います。そのため、金額設定が高すぎるとある現象が発生します。それは、「品余り」という状態です。つまり、価格が高くて誰も買ってくれないので、商品が売れ残ってしまうわけです。この状態を、超過供給(売りたい気持ちが強すぎる状態)と呼びます。そこで企業は「価格を下げてでも買ってもらう」という戦略をとります。(スーパーの惣菜が閉店間際に半額になる戦略がこれに該当します。)
逆に、金額設定が安すぎてもある現象が発生します。それは「品不足」という状態です。つまり、価格が安くて多くの人が購入するとなると、商品が足りなくなってしまうわけです。この状態を超過需要(買いたい気持ちが強すぎる状態)と呼びます。そこで企業は「もっと値上げしても儲かるのではないか」と考え、値上げの戦略をとります。(震災時などに商品価格が高騰する状態などがこれに該当します。)
そのため、市場では超過需要と超過供給のバランスを取ることになります。需要と供給のバランスが取れて一致した状態を「均衡価格」とよびます。
よって、均衡価格を狙った「価格/数量/商品」の3つの視点が必要となります。